ソウルで今最も熱いエリア、新堂洞(シンダンドン)。
通称『ヒップダンドン』と呼ばれるこの街に、伝統酒の真髄を味わえる隠れ家があります。
伝統的な韓国料理をモダンに昇華させた、エディターKお気に入りの一軒をご紹介します。
・ 人気メニュー『セリと豚トロ(ハンジョンサル)』は、SNSでも話題の逸品 🍱
・ 2025年に人気テレビ番組で紹介された後も、地元ファンが通い詰める実力派 🚩
・ 新堂駅から徒歩3分の好立地。落ち着いた雰囲気は大人女子のデートに最適 🥂
懐かしくも新しい、新堂洞の『ヒップ』な夜の始まり ✨
かつては米問屋や台所用品店が並んでいた新堂洞(シンダンドン)。今はそのレトロな景観を活かしたギャラリーやカフェが点在し、若者たちの間では『ヒップダンドン』と呼ばれ親しまれています。夜の帳が下りる頃、路地の角でふと目を引くのが、温かな光を放つ黄色い看板です。

この小さな正方形の看板が、本日ご紹介する韓食ダイニング『ピョジュ(表酒)』の目印。店名は、伝統的なお酒を酌み交わす際に使われる『ひょうたんの柄杓』を意味します。その名の通り、ここでは韓国の伝統酒を現代的なスタイルで楽しむことができます。
伝統酒ソムリエと巡る、未知なる味覚の旅 🥂
店内に入ると、まず驚かされるのはそのスタイリッシュな空間美です。コンクリートの打ちっぱなしの壁と、シックなブラックウッドのテーブル。都会的でありながら、どこか温かみを感じさせる絶妙なバランスが保たれています。


席に着くと、まずは丁寧な装丁のメニューが手渡されます。ここ『ピョジュ』ではアルコールの注文が必須ですが、そのラインナップは圧巻の一言。ソムリエが厳選した全国各地の銘酒が、その味わいの特徴(甘み、酸味、ボディ感など)とともに数値化されており、初心者でも安心して選べるよう工夫されています。

実際に私も、その日の気分を伝えて『本日のグラス酒(잔술)』をセレクトしてもらいました。ソムリエの手によって丁寧に注がれるお酒は、まさに芸術品のよう。乾杯の瞬間、立ち上がる香りに心が解き放たれます。

五感を満たす『シグネチャー・チュアンサン』の魔法 🍱
こちらで必ず注文していただきたいのが、コース仕立ての『シグネチャー・チュアンサン(酒案床)』です。韓国の伝統的なお酒の供を意味するこのコースは、前菜からデザートまで隙のない構成になっています。
まず運ばれてくるのは、ナツメのチップスや薬食(ヤッシッ)などの可愛らしい酒の肴。そして、メインとして登場するのが、今やこの店の代名詞とも言える『ハンジョン・ミナリ(豚トロとセリ)』です。

脂の乗った柔らかな豚トロを、シャキシャキとした食感のセリが爽やかに包み込みます。特製のタレとセリの香りが伝統酒のキレを引き立て、箸が止まらなくなる美味しさです。さらに、追加料金でオーダーできる『水炊きリゾット(ペッスッ・リゾット)』は、テレビ番組でも絶賛された看板メニュー。濃厚な鶏の旨味がお米一粒一粒に染み渡り、食事の締めくくりに最高の満足感を与えてくれます。
空間とディテールに宿る、エディターのこだわり 📸
食事の合間に、ふと周囲を見渡すと、店内の至る所にセンスの良さが散りばめられています。無機質なコンクリート壁に映える白いカップや、静かに置かれた陶磁器のボトル。その一つ一つが、ピョジュという空間の物語を編み上げています。


お洒落なスツールに置かれたメニューや、さりげなく飾られたオブジェ。どこを切り取っても絵になる光景は、カメラを向けずにはいられません。実際、新堂洞で働くクリエイティブな職種の方々も、一日の終わりにこの空間で静かに伝統酒を愉しんでいる姿をよく見かけます。
訪れる前に知っておきたい!楽しみ方のコツ ✨
1. 予約は『Catch Table』がスムーズ 週末やディナータイムは非常に人気が高いため、事前の予約は必須です。外国人旅行者でも利用しやすいアプリを活用することをお勧めします。
2. 伝統酒ソムリエへの相談を忘れずに 『甘くない、スッキリしたマッコリを』といった抽象的なリクエストでも、ソムリエが完璧な一本を提案してくれます。新しい味覚に出会えるチャンスを逃さないでくださいね。
3. お酒の持ち込み(コルキジ)について 韓国酒に限り、持ち込みが可能です。蒸留酒は3万ウォン、濁酒や清酒は2万ウォンの手数料がかかりますが、お気に入りの一本がある場合は利用してみるのも手です。
アクセスと営業時間について 🚩
地下鉄2号線・6号線の『新堂駅』4番出口から徒歩約3分というアクセスの良さも魅力。賑やかな市場の雰囲気から一本路地に入ると、そこには静寂と贅沢な時間が待っています。伝統酒を嗜んだ後は、少し酔い覚ましに夜のヒップダンドンを散歩するのも、これまた乙なものです。
ソウルの夜を、単なる食事で終わらせたくないあなたへ。伝統酒の奥深さと、モダン韓食の驚きが共存する『ピョジュ』で、忘れられないひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
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